「片付けるのが苦手なら散らかさなければいい。」――至極正論で、ただただ頷くしかないのですが、私たちゴミ屋敷経験者にはなかなか至難の業といえます。
少しでも手助けになるように、ここでは散らかさないために気軽にできる工夫をまとめています。本物の散らかさない人を目指して、ぜひ活用してください。
移動するときは必ず物と一緒に
部屋を移動するときは、必ず何かを手に持つように心がけましょう。例えば…
- リビング→トイレの移動では食べ終わったお菓子の袋を持って、途中のゴミ箱に捨てる。
- トイレではペーパーの芯を拾って、途中のゴミ箱に捨てる。
- リビング⇒歯磨きなら、床に落ちている靴下を持って洗濯かごまで。
- 洗面所では切れなくなったカミソリを持ってゴミ箱まで。
地味な方法だけあって、効果もじわじわ現れます。簡単なことですから、気長に続けてみてください。
新聞・通販カタログをやめる
新聞は活用しているものの、毎日溜まっていく新聞やらちらしやらの片付けは骨が折れるもの。いっそ取るのをやめてしまうとすっきりします。
通販カタログも同様です。これもかさばるので、ちょっと溜めてしまうと床はカタログだらけに。何とかまとめて束ねても、今度は重くてゴミ出しに行く気にならず。マンションの高層階などのに住んでいようものなら、さらにやる気が萎えてしまいます。
これらの紙ものは家から排除してしまって、パソコンで代用しましょう。ゴミ屋敷経験者と通販は密接な関係にありますが、パソコンがあればカタログは不要です。
やる気がないときは、とりあえず揃えておく
部屋汚いなあと感じていても、いつもに輪をかけて片付ける気力がないときってありますよね。そんなときは無理せずだらだら過ごしましょう。
ほんの少しでも気力があれば、テレビを見ながらテーブルの上のリモコンやら飴入れやらをキレイに並べてみるとか、その辺に落ちている雑誌や本の角を揃えてみるとかやってみましょう。片手間でいいので。
それだけでもなんだか部屋がキレイになったような気になるから不思議なものです。やる気のないときはこんな風に過ごすことをおすすめします。
バスタオルはいらない
バスタオル、何に使っていますか?大抵の人はお風呂上がりに髪や体を拭くだけなのではないでしょうか?それだけの働きなのに、なぜかかさばるバスタオル。洗濯したときも場所を取りますよね。
ゴミ屋敷出身の私の場合は、部屋までバスタオルを持ち込んで髪を乾かし、そのまま床の肥やしになります。キレイなバスタオルを探して部屋をさまよったこともあります。
同じようにバスタオルは散らかる元と思った人は、代わりにフェイスタオルを使いましょう。洗顔と併用もできるし、洗濯も楽になるしと一石二鳥。バスタオルがなくても、今のところ特に困ったことは起きていません。
ペットを飼っていたりするとなかなか排除は難しいかも知れませんが、人間だけで生活している人は試してみてください。