衣類や靴、本などは気がつくと増えているもの。これをまたその辺に積み重ね、積み重ね…。どんどん散らかって、ゴミ屋敷の重要な要素となる危険性が高いです。
ここではそんな身の回り品の捨て方を紹介しています。定期的に処分して、クローゼットや本棚には常に適度なスペースを保っていたいですね。
衣類の捨て方 ~いる・いらないを仕分けする
まずはいるものといらないものを仕分けします。仕分けの方法には、1日で行うものと、1シーズンを使って行うものがあります。
1日で行う仕分け方法
すべての衣類をいる・いらない・わからないの3つに仕分けします。
いるものはそのまま元に戻し、いらないものは処分します。わからないものは「1年間着なかったら処分する」など期限を決めて、いるものとは別に保管しておきます。
ワンシーズンで行う仕分け方法
クローゼットの衣類は左から、タンスの衣類は手前からと流れを決め、着用した衣類を流れ通りにしまいます。
それを続けていくとシーズンの終わりには、着なかった衣類がクローゼットなら右側に、タンスなら奥に集まります。これを基に、いるものといらないものを仕分けましょう。
貸し倉庫や収集サービスに預ける方法
捨てるかどうかを決められないという場合は、貸し倉庫や収納サービスを利用して預けておくのがおすすめです。家のスペースを確保できますし、業者によっては預けた衣類を写真で確認できるサービスを行っています。ネットやスマホのアプリから依頼できるので、気軽に預けられるのが利点です。業者によって月額費用やサービスが異なるので、依頼する際は複数の業者を比較してみましょう。
衣類が型崩れしないようにハンガーにかけての保管やクリーニングなどもあるので、キレイな状態で保管してもらえるのが魅力的。いったん手元から離すことで、本当に必要かどうかを確認して、改めて仕分け作業ができるでしょう。
捨てずに寄付する方法
服を寄付する場合は、寄付を受け付けているボランティアの公式サイトから発送方法を確認。多くが着払いで発送できますが、元払いの場合もあります。寄付を申し込む際は、料金に関して確認してから行ないましょう。
売る方法とは違い自分にお金は入ってきません。ただ、家の片付けもできて誰かの役に立てるので、達成感と同時に片付けへのモチベーションも上げることができます。まだ着られそうな服がある場合は、寄付をしてみるのも良いでしょう。
本の捨て方 ~置く場所を決め、一定のスペースをつくるようにする
本や雑誌は、特に読んでいた場所に放置してしまいがちです。まずは本の収納場所をここ、と決めましょう。
一番本を開くことが多い場所を限定し、その近辺に収納場所をつくると片付けやすくなります。収納場所に入りきらない本は処分する。このとき、満杯の状態にしないで少しスペースをつくるようにしてください。その後もそこに本が入り切らなくなったらまた同じようにスペースができる程度の本を処分する、を繰り返しましょう。
「売る」方法も処分のひとつ
「もう着ないんだけどまだ着られそう」といった衣類や新しめの本は、リサイクルショップや買取に対応しているお店などに引き取ってもらう方法もあります。ほんの少しでも、お金が戻ってくればラッキーですよね。
ネットショップでは着払いでの宅配買取サービスを行っているところも多いので、気軽に利用してみましょう。
また、中古品買取で値段がつかなかった品物で捨てるには惜しいと思う物があった場合は、発展途上国へ寄付するという方法も。社会貢献にもつながる方法ですが、国によって必要なものと受け入れられないものがあります。
発展途上国だからどんなものでも必要だろうという考えは大間違い。通常、寄付の仲介をしているNPO団体等があるので、そこにしっかり確認してから行動しましょう。寄付でも仕分けは重要ですよ。
買取宅配サービスに買い取ってもらう
買取宅配サービスに買い取ってもらう場合、まずは業者を選びます。お金をかけたくない場合は、無料の宅配キットを取り扱っている業者や発送費が無料の業者を選ぶと良いでしょう。業者によっては24時間受け付けているところもあるので、いつでも申し込めるのが利点です。
衣類を売る場合は事前に洗濯して汚れや臭いを落としておけば、査定額が高くなる場合があります。また、業者によってはまとめて売ることで査定額が上がる場合も。できるだけ高く買い取って欲しい際は、業者の買取り方法や査定額の基準などを事前に確認しましょう。
ネットやアプリで販売する
アプリやネットオークションを使って売るという方法も。気軽に出品できるうえ、買取サービスや店舗に買い取ってもらうより高く売れる可能性もあります。ただ、全く売れないという場合もあるので、確実に売りたい場合は買取サービスを利用すると良いでしょう。
図書館やボランティアに寄付する
本なら図書館に、衣類ならボランティアなどに寄付することができます。寄付する際の注意点として、汚れや破損がひどいと引き取ってもらえません。本に関しては、既に置いてある本や内容が図書館の方針に合わない場合は、引き取ってもらえないこともあるのでお気を付けください。もし寄付する場合は、事前に公式サイトや電話で寄付できるものを確認しておきましょう。