片付けるための準備
人手とスケジュールの確保
後ほど解説しますが、ゴミ屋敷の作業項目は多岐に渡ります。
部屋の広さにもよりますが、ひとりでの片付けは非常に困難であると考えておいた方が無難でしょう。
また、一日だけで終わるとも限りません。
この時間までにこれを終わらせるというように、細かくスケジュールを切ることで、何日間かけて片付けるのかを手伝ってくれる方に伝えるのがベストです。
道具の準備
マスク・軍手・エプロン
ほこりや汚れを吸い込んだり、服に付着するのを防ぐために必須です。
また、これらはすぐに汚れるため、複数セット準備しておくことをオススメします。
害虫や害獣の駆除剤
ゴミが多いということことは、ほぼ間違いなくゴキブリやハエといった害虫、またはネズミといった害獣が発生しているはずです。
片付けを進行する上での障害にもなりうるため、あらかじめ駆除をしておいたほうが良いでしょう。
大量のゴミ袋
各自治体指定のゴミ袋を準備しましょう。
割れものなどのため、土嚢袋や新聞紙もあれば重宝します。
梱包資材
ゴミや雑誌類をまとめるための紐やガムテープなどを準備しておきましょう。
掃除用具
ゴミを片した後は、当然室内を清掃します。
掃除機はもちろん、大きめの塵をはくためのほうきやモップ、雑巾、洗剤、バケツなどは最低限用意しておきましょう。
必要であれば軽トラックなどの車両も
ゴミ収集所やゴミ処理センターにゴミを運ぶ必要があれば、手配をしておきましょう。
ゴミ回収日、ゴミ処理センターの受付時間のチェック
ゴミの処理方法は各地方自体によって大きく異なります。
何曜日がどのごみの回収日なのか、ゴミ処理センターにはどういったゴミを持ち込むのか、粗大ごみはどのように処理するのか、などを事前に確認しておいましょう。
片付けの手順
まずは害虫駆除から
片付けの作業中に害虫が出てきて、そのたびに駆除をしていたら、作業効率が悪くなってしまいます。
事前に水を入れて焚くタイプの殺虫剤などを使用して、ある程度の害虫は駆除しておきましょう。
片付けは入り口からが鉄則!
広い部屋を中心であったり奥から掃除し始めると、何がゴミで何が必要なものか判別がつきづらく、二度手間を生む可能性もあります。
入り口からとにかくゴミと判別できるものをゴミ袋に詰めていき、たまったら外に出す、ということを繰り返すことである程度のゴミは一気に処理ができます。
また、捨てるか判断に迷うものは袋を分け、あとで仕分けをおこないましょう。
ゴミの仕分け
ゴミ屋敷となってしまう方の多くは、「あとで使うかも」「思い出がある」といった心情から捨てられなくなる傾向があります。
しかし、ゴミ屋敷を片付けるという決断をしたからには、とにかくほぼすべてを処分するということを心に決めて仕分け作業に臨みましょう。
思い出の品であっても、残す量をあらかじめ決め、これ以上は捨てるという決断が必要です。
ゴミの搬出・清掃
ゴミをすべて外に出し終わったら清掃に取り掛かりましょう。
特に長年ゴミをため込んでいた場合には汚れが定着してしまっているため、洗剤などを利用し入念に行う必要があります。
これだけの作業を自分でやるのは大変
プロの業者に依頼することも検討しましょう
ここまで、個人でゴミ屋敷を片付ける準備や手順を紹介してきました。
事前準備にはかなり時間もとられますし、何よりも意外とコストがかかるというのが現実です。
いざ始めるとなっても、捨てられないものだらけとなってしまっては作業も進まず、最悪の場合には中途半端な状態で余計に汚くなったなんていうことも。
少しでも楽に、そして何よりも確実にゴミ屋敷を片付けたいのであれば、やはりプロにお願いするのがおすすめです。
一度見積もり出してもらい、自分で行った場合と比較検討してみることも大切です。