子ども時代に大切にしていた物など、思い出が詰まった物を捨てるのは誰でも至難の業。実際には二度と見返すことがない物だとしても、やはり捨てるとなると決心がつかないものですよね。こういった物でこそ、捨てる技術が試されます。
ここでは思い入れのある物の上手な整理の仕方を紹介しますので、ぜひ上手に捨てるためのヒントにしてください。
なかなか捨てられない思い出のものとは?
写真やビデオ
昔撮った写真やビデオは、「また見返すことがある」といった理由でなかなか捨てられません。家族や友人との思い出が詰まっているので、捨てにくいのが難点です。思い出というのはどんどん増えていくので、捨てずにいると棚や引き出しなどの収納場所に入りきらなくなりるかもしれません。
記念品
学校の行事やイベントなどでもらえる記念品。使っていなくとも、なんとなく捨てられない。「記念」という言葉は特別な感じがするので、捨てるのはちょっと勿体ないという気持ちになるのでしょう。しかし、記念品は部屋のスペースを狭める原因の1つです。使っていないのにも関わらず捨てないでいると、新しいものを置きたい時に置き場所がないという事態になります。
賞状やトロフィー
学生時代の部活や参加したコンテストでもらうことが多い賞状やトロフィー。額縁に入れて飾ると見栄えが良いですが、サイズによっては邪魔に感じることもあります。特にトロフィーは賞状と違って丸めたりできないのが難点。定期的に掃除をしないと、ホコリをかぶって見栄えが悪くなってしまいます。
写真に収めて保管する
ゴミ屋敷を片付けるのが目的ですから、かさばって場所をとっている物から攻めてみましょう。人形やぬいぐるみなどがいい例ですね。
大抵の思い出の品は、使うというより眺めるもの。これらは写真に撮って、アルバムなどにまとめて保管する方法がおすすめです。これならいつでも手軽に楽しめるし、何より収納スペースがぐっと減るという大きなメリットが。
今までより思い出に浸る機会が増えるかも知れません。
整理が苦手な人はデータ保存で
もちろん、中には写真をアルバムに整理するのも一苦労、という人もいますよね。また、忙しくてそんな時間がないという人もいると思います。
そんな人には、写真だけ撮ってあとはデータとして保存しておく方法があります。データがあると思えば現物を処分した後でも気分的に楽だし、パソコンがあればモニター上で楽しむこともできます。
データの保存にSDカードやmicroSDカードなどを使えば、アルバムで保存するより収納スペースは小さくなるので、ゴミ屋敷的にはより助かります。逆に小さすぎて失くさないよう、保管場所はしっかり決めてくださいね。
思い出の品を自分で処分する場合には
燃えるゴミ
ビデオテープや賞状、トロフィーなどは燃えるゴミとして分別します。ビデオは地域によって燃えないゴミやプラスチックなど分別が異なる場合があるので、どのゴミに分別されるか確認してからゴミ出ししましょう。写真をアルバムに入れて捨てる場合は、出来るだけ金属の部分を取り除いて捨ててください。ビデオテープやトロフィーは1つのゴミ袋にまとめると重くなるので、小分けにしてまとめると運ぶ時の負担が軽くなります。ゴミ回収員の方も回収が楽になるので、小分けにしてゴミ出しすると良いでしょう。
また、ビデオテープに家族や友人など個人情報が映っている場合、個人情報を守るためにも誰でも入れるゴミ捨て場へ捨てるのではなく、自治体やゴミ処理場に持って行くことをおすすめします。
燃えないゴミ
記念品によっては金属や陶器製のものもあるでしょう。その場合は燃えるゴミではなく、燃えないゴミとして捨てなければいけません。燃えるゴミと同じくゴミ袋に入れ、指定の場所に出しましょう。地域によっては指定ゴミ袋があります。別の袋を使ってしまわないように気を付けてください。もし記念品が割れた際は、危険物として処理しなければなりません。厚紙などで包んだ後、危険と書いて捨てるのが正しい出し方です。もしそのまま出してしまった場合、ゴミ回収員の方が手を切ってしまうおそれがあります。
粗大ごみ
使わなくなったビデオデッキや家具などは粗大ごみとして捨てる必要があります。まずは電話やインターネットで粗大ごみ受付センターへ申し込み、ゴミを出す場所を連絡。それから粗大ごみのシールを購入しなければいけません。シールは清掃センターや区役所のリサイクル課などにあるので、粗大ごみの手数料に合わせて購入しましょう。ビデオデッキの手数料は200~400円ほどかかります。シールを購入した後は粗大ごみに貼り付け、受付時に伝えておいた場所へ出せば完了です。注意点として、粗大ゴミは近所の迷惑にならない場所に出しましょう。